全国集会

12月4日午前、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで「第2回あすのば全国集会」が開催され、全国各地から150人が参加しました。
第一部では『給付型奨学金から考える』をテーマに学生によるディスカッションが行われました。「条件は成績や意欲など社会や大人が期待する子どもだけではなく、本当に必要とされる子どもに給付型奨学金が行き届くよう配慮をしてほしい」、「給付型奨学金ができても、情報周知や進路選択の前で厳しい現実に挫折するなど、制度に手が届かない子ども実際にはいる。制度の運用やより総合的な対策も考える必要があるのではないか。」、「給付型奨学金も大切だが、有利子の奨学金を無利子にすることも考えてほしい」など率直で活発な議論が交わされました。

第二部では、あすのばからの報告と、前日3日に開催された『あすのば子ども委員会』について高校生代表から報告がありました。続いて、子どもの声を高校生代表、阿部華奈絵・社会的養護経験者、木戸寛捺・あしなが育英会奨学生の3人が発表しました。生活保護世帯で暮らす高校生代表は「周りの子どもが当たり前のようにしている進学や就職が自分の家ではできず、必死に追いつこうとしています。子ども代表として、代弁して皆さんにお伝えしたいことがあります。どうか、子どもたちの声に耳を傾けてください。子どもたちの立場に立って考えてみてください。頑張っている子どもたちを批判しないでください。これが私たちの願いです。」と訴えかけました。
そして、久波孝典・学生理事が『子どもの貧困がなくなる社会へ-あすのばの提言- 』を発表し、子どもの貧困への理解や「貧困だから貧困らしい選択しかできない社会ではなく、少しでも制約をなくし自分らしい選択のできる社会に変わってほしい」と要望しました。
続いて、安倍晋三・内閣総理大臣、田村憲久・子どもの貧困対策推進議員連盟会長からのメッセージを紹介。急遽、海外出張のため出席いただけなかった自由民主党の薗浦健太郎衆議院議員からの祝電が披露されました。その後、公明党の佐々木さやか参議院議員、民進党の長島昭久衆議院議員、日本共産党の田村智子参議院議員、自由党の青木愛参議院議員、内閣府「子供の貧困対策推進室」の相川哲也参事官、文部科学省生涯学習政策局の小谷和浩参事官、厚生労働省雇用均等・児童家庭局の川鍋慎一家庭福祉課長にごあいさつをいただきました。また、第一部の途中で社会民主党の福島みずほ参議院議員からもごあいさついただき、前内閣府子どもの貧困対策担当大臣の有村治子参議院議員、日本維新の会の河野正美衆議院議員からも祝電をいただきました。

最後に小河代表理事が「子どもたちの声を聴いた大人たちがどう声を受け止め、どう行動するかが問われている。ぜひ、これからも私たちと一緒に対策を前へ進めていきましょう」と呼びかけ閉会しました。

【安倍晋三 内閣総理大臣からの祝電】
第二回あすのば全国集会の開催、心からお慶び申しあげます。
子どもの貧困対策に先駆的に取り組んでいる「あすのば」の活動に敬意を表します。
政府も給付型奨学金の創設準備など、子どもの貧困対策に全力を尽くしております。
今回の全国集会が大きな成果をあげることを期待しますとともに、「あすのば」のさらなるご発展を祈念いたします。


あすのばからの報告資料はこちら
あすのばからの提言はこちら

<子どもの貧困対策に子どもの声を!第2回あすのば全国集会概要>

【日 時】
2016年12月4日(日)9:30~11:30
【会 場】
国立オリンピック記念青少年総合センター 国際交流棟 国際会議室

渋谷区代々木神園町3-1(小田急線「参宮橋駅」徒歩7分・地下鉄千代田線「代々木公園駅」徒歩10分)
【主 催】
公益財団法人 あすのば/あすのば子ども委員会
【プログラム】
▼第1部(9:30~10:30)
・主催者あいさつ(三宅正太・あすのば子どもサポーター)
・学生によるディスカッション『給付型奨学金から考える』(高校生代表、工藤鞠子・学生理事、久波孝典・学生理事、佐藤寛太・学生理事、コーディネーター:村尾政樹・事務局長)
▼第2部(10:30~11:30)
・あすのばからの報告
 <調査提言>都道府県の子どもの貧困対策事業調査2016
 <中間支援>子どもの貧困対策 全国47都道府県キャラバン
 <直接支援>「入学・新生活応援給付金」アンケート調査結果
・子ども委員会からの報告(高校生代表)
・子どもの声発表(高校生代表、阿部華奈絵・社会的養護経験者、木戸寛捺・あしなが育英会奨学生)
・学生理事からの提言発表
・政府・各政党代表あいさつ
・閉会のあいさつ(小河光治・代表理事)