子どもの貧困対策センター 公益財団法人あすのば

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2025.10.27|

初めての「あすのば1dayキャンプ」開催!

10月25日(土)、「川崎市黒川青少年野外活動センター」で、初めての「あすのば1dayキャンプ」が行われました。

 

これまでのキャンプなどでは対象外だった首都圏の小学1年生~4年生のこどもたちに体験活動の機会を提供するとともに、日ごろから子育てやお仕事などに奮闘されている保護者の方々がほっと一息をつける時間をつくることを目的として親子での日帰りイベントとして実施しました。

 

ひとり親家庭や生活保護世帯などの親子を対象に参加を募集し、首都圏在住の親子総勢23人が集まりました。

 

あいにくの雨の1日でしたが、子どもたちは、ピザ作りや竹クラフト、保護者の方は、いろいろとおしゃべりをしながら、つぼ焼き芋とコーヒー焙煎体験を楽しみました。

 

子どもたちは自由遊びのあとに、生地をこねるところから作るピザ作りに挑戦しました。

粉に水を入れてこねて生地が出来たら、1人1枚のピザ生地に広げます。

ピザソースとチーズと共に、ピーマンやウィンナーなど好きな具材をのせて、ドラム缶の窯までそーっと運びます。ドラム缶では薪を燃やして1枚ずつ焼き、おいしい熱々ピザができあがりました。

 

そのあとは施設の森へ竹を切りに行き、運びやすい大きさにして施設まで運び、その竹を使ってコップづくりをしました。

使い慣れないのこぎりを一生懸命使ったり、小刀で飲み口を作ったり、雨の中でもテントの下で黙々と夢中になって制作していました。

 

また、室内で遊んでいる子どもたちは、あすのばで活動している高校生・大学生世代のお兄さんお姉さんたちと、工作をしたり、お絵描きをしたり、歌を歌ったり、紙飛行機を飛ばしたり、思い思いに自由に楽しく遊んでいました。

 

一方で保護者の方は、子どもたちとは別の部屋で歓談を楽しんだり、つぼ焼き芋を作ってホクホクのお芋を食べたり、ほっと一息つける時間を過ごしていました。

 

午後はコーヒー焙煎体験を行いました。

会場の施設長の野口透さんが焙煎からドリップまで、コーヒーを淹れるまでの一連の手順を説明してくださり、まずはお手本のコーヒーをみなさんで味わいました。

その後3グループに分かれ、野口さんが焙煎したものと同じ品種のコーヒー豆で焙煎に挑戦。
同じ豆なのに焙煎時間が少し変わるだけでもまったく風味の異なるコーヒーの味に驚きながら、「次はこの豆で淹れてみましょうか」と保護者の方同士で会話も楽しみつつ午後の時間を過ごしました。

 

今回は初開催ということで、手探りの中での実施でしたが、毎年実施している小中キャンプとはまた違った視点で子どもたちに体験の思い出を作ってもらったり、保護者の方にも心休まるひとときとなったようです。

 

 

なお、自然体験活動の専門家である株式会社ノッツの稲松謙太郎さんにも企画から当日運営まで手厚いサポートをいただきました。

 

今回の「1dayキャンプ」を今後の活動にも活かし、さらに充実したプログラムにつなげます。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

あすのばではこのような活動は、【一般(活動全般)】へのご寄付から実施させていただいています。

ご寄付についてのご案内は以下のリンクよりご覧いただけます。

https://www.usnova.org/donation/

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