2025年8月19日(火)から21日(木)まで、千葉県香取市にある「千葉県立水郷小見川青少年自然の家」で、あすのば合宿ミーティング2025が行われました。
今年度も昨年度に引き続き、会場の青少年自然の家との共催事業として実施しました。
ひとり親家庭や児童養護施設などで育った経験のある、または学習支援や子ども食堂など子どもに寄り添う活動経験のある高校生や大学生世代のスタッフと参加者、そしてあすのば職員、専門職の大人スタッフなど、全国各地から総勢46人が集まりました。
あすのばの「子ども・若者委員会」の若者たちがスタッフとして関わり、参加者より一足早い18日から会場に集まりました。プログラムの企画の仕上げや、安心して想いを共有できる場にするための話し合いを行い、当日を迎えました。
19日の午後に参加者が到着し、合宿がスタート。
初日の夕飯は野外炊飯を行い、カレー作りを通して、参加者もスタッフも少しずつ緊張がほぐれていきました。
翌日のアクティビティの時間には、体を動かした班対抗のゲームで盛り上がり、班内での親睦を深めました。
午後の時間は、班ごとに「子どもの貧困」に関する想いを共有する時間。お互いに尊重し合って話を聞くことなどのルールの上で、さまざまな話を共有し合い、お互いの考えや、想いを知る貴重な時間となりました。(シェアのば)
夜のキャンプファイヤーでは、ゲームを通して、参加している多くの人と交流する機会となりました。
最後には、班の中でお互いの良いところを伝え合う時間があり、さまざまな活動を通して見つけた、メンバーの良いところを伝え合い、笑顔が溢れる素敵な時間となりました。
最終日には、参加者とスタッフとでメッセージを書き合い、参加した多くの人からのメッセージで紙がいっぱいになり、大切な思い出の1枚になりました。
皆様のご支援のおかげで、今年も意義ある場を若者たちに提供することができました。
心より感謝申し上げます。
【参加者のアンケートより】
◆周りに理解されないことのほうが多くて、飲み込んできた気持ちも本当は誰かに聞いて欲しかった心の奥底の気持ちにも気づけて、ひとりじゃない。みんながいる。ことが心強く感じました。
◆普段は出会うことのない場所の文化や考えが新鮮で貴重な体験をする事が出来ました。二泊三日では足りないぐらい楽しかったです。
◆キャンプファイヤーの最後にみんなのいいところを言い合う時、みんな班員への思いが強くて、すごく幸せな時間でした。似たような境遇を持った人と繋がれて、年齢はみんなバラバラだったけど、みんなとっても優しくて親しみやすくて、なんでも話しやすくて、とても居心地がよかったです。最後にみんなに描いてもらった手書きのメッセージは温かみがあって、私の大切な宝物の一つです。
◆大人スタッフのみなさんや、お兄ちゃんお姉ちゃんのように接してくれた、子ども若者委員会のみなさんがとっても優しくて、なんでも話せる居場所を作ってくれていやすかったです。みなさんのことがだいすきです。3日間じゃ足りないです。また絶対参加したいです。本当に3日間ありがとうございました!!
【子ども若者委員会の若者スタッフのアンケートより】
◇参加してみて、自己肯定感が上がった。私はネガティブに物事を考えてしまい、モチベーションが下がったり精神的に不安定になりやすい性格だった。しかし、この合宿通して、いつもと違う世代や地域から集まる人からの自分に対しての声に救われた。自分にも良い所があると知れたこと自体が、私自身に自信と勇気をくれたのだと思った。
◇「スタッフのみんなを信じていたから心配なことはなかった」と最後の(若者スタッフのみの)振り返りの時におっしゃっていた方がいましたが、本当にその通りだなと思いました。一人一人がしっかりしていて私よりも年下の子たちが多い中それを感じさせないくらい頼もしいスタッフのみんなだったなと思います。私が助けられた部分も多く本当に感謝しています。私ももっと頑張ろうという気持ちが大きくなりました。
◇シェアのば(思いを共有する時間)で同じ班のメンバーの話を聞いて自分には無い経験や意見を聞けて考えが広がりました。初めは初参加だし初対面な人が多かったから仲良くなれるかとか不安なこともあったけどみんな優しくて話しやすくて4日間楽しむことが出来ました。
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