子どもの貧困対策センター 公益財団法人あすのば

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2021.03.10|

2月27日-28日:子どもの貧困対策全国キャラバンin滋賀プレイベントを開催しました

期日 2021年2月27日(土)-28日(日)
場所 滋賀県大津市/まちづくりスポット大津、SG-Par
 
2021年2月27日(土)~28日(日)にかけて、子どもの貧困対策全国キャラバンin滋賀のプレイベントが滋賀県大津市にあるまちづくりスポット大津、SG-Parkにて、本キャラバンプレイベントの現地事務局であるNPO法人こどもソーシャルワークセンターの協力の元で開催しました。27日は31名、28日は30名の参加がありました。
27日(土)は、はじめにNPO法人こどもソーシャルワークセンタースタッフからの司会で始まり、周辺を散策するアウトドア交流と室内でボードゲームなどを使い遊ぶグループへと別れて交流を行いました。その後、3月22日に行う子どもの貧困全国キャラバンin滋賀に向けて学習会が開催されました。学習会では、滋賀県が進めている「すまいる・あくしょん」ノートを活用し、中高生の時代に大人に伝えやすかったこと、伝えにくかったこと等の交流会を行いました。
2日目の28日(日)は、前日とは入れ替わる参加メンバーもいて、午前中はあらためてアイスブレイクでの導入からはじまり、バスケットボールやバトミントンを活用した室内遊び、据え置き型ゲーム機をプロジェクターで大画面に映してのゲーム交流を行いました。また、そうした中でも期末試験直前の参加者は、静かに過ごせる場所で勉強をしているなど、思い思いに過ごす時間となりました。午後は3月22日(月)に行う本番へ向けて、「チャレンジアクション(政策提言)グループ」、「子どもの声を集めるグループ」、「滋賀キャラバンをもりあげたい」の3つのグループに分かれて話し合いがもたれました。
 
チャレンジアクショングループからは、教育関係の要望、福祉関係の要望、社会への要望と大カテゴリにわけられましたが、教育関係の要望では「規則で制服を着るようにとされているなら、支給やレンタルを考えてほしい」、「公立高校と私立高校の教育費の負担格差をなくしてほしい」、「(生理用品の負担軽減の流れで)学校のトイレをきれいにしてほしい」といった声が上がりました。また、「医療をどの地域やどの年代であって(地域間格差があるのではなく)も、無償で受けられるようにしてほしい」、「教科外の多様な活動を推進するなら、それも評価してほしい」との声や、「子どもの声を聞くときにアンケートだけとって終わらずに丁寧に聞いて欲しい」との意見が出されました。
また、子どもの声を集めるグループでは、自らの体験を振り返りなかで、このCOVID-19禍での一連の社会の動きを鋭く指摘する声や、いごこちの悪さを表出する時間になりました。また、滋賀県という土地柄として「滋賀県では車がないと生活にも仕事にも困るから生活保護下でも条件をつけて所持を認めて欲しい」、「生活困窮者がレンタカーなどを使いやすくする(補助金など)」、「貧困を抱える子どもにこそ免許所持の補助をして欲しい」との意見が出されています。
 
今回のプレイベントで出た意見を集約しながら、3月22日(月)の子どもの貧困全国キャラバンin滋賀では、現地団体のみなさまとご一緒に行政へ意見を届けたいと考えています。
 
なお、3月22日の本番の情報はこちらです。

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