子どもの貧困対策センター 公益財団法人あすのば

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2020.11.11|

ひとり親世帯などに給付金を!子どもの貧困対策推進議連で議論

11月10日午後、子どもの貧困対策推進議員連盟の総会が衆議院第一議員会館で開催され、あすのばをはじめ子ども・若者を支援する10団体と地方議員、研究者ら12人がコロナ禍対策・来年度予算に向けて要望を発表しました。

 

最初に、議連会長の田村憲久・厚生労働大臣は、「きょうは、各団体のみなさんからいろいろな要望をお聞かせいただけると聞いている。私は、その要望を議連からいただくという立場になった。ひとり親世帯のみなさまの大変厳しい現状もお聞かせいただいている。また、与野党ともに臨時特別給付金の延長の要望にお越しいただいている。きょうのいろんな要望を受けて、先生方のコメントなども含めて私のところに議連の要望がやってくる。忌憚のないご意見をよろしくお願いします」と述べました。
続いて、田村会長の入閣にともない、牧原秀樹・前議連事務局長(自民)の会長代行就任が承認されました。

 

 

その後、ひとり親家庭支援のための地方議員ネットワーク(田畑直子・千葉市議会議員)、「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク(三輪ほう子・世話人)、あすのば(小河光治・代表理事)、全国母子寡婦福祉団体協議会(海野惠美子・理事長)、シングルマザーサポート団体全国協議会(赤石千衣子・代表)、全国子どもの貧困・教育支援団体協議会(李炯植・理事)、キッズドア(渡辺由美子・理事長)、全国こども食堂支援センター・むすびえ(湯浅誠・理事長)、豊島子どもWAKUWAKUネットワーク(栗林知絵子・理事長)、アフターケア事業全国ネットワーク・えんじゅ(高橋亜美・代表)、日本若者協議会(室橋祐貴・代表理事)、末冨芳・日本大学文理学部教授がそれぞれの要望を発言しました。

あすのばの要望全文は、こちらからダウンロードできます。

 

出席した国会議員からは「たくさんのこれらの要望について窓口もたくさんある。どうやって窓口などを横に結びつけて、本当に困っている人につなげるためにどうしたらいいかが私たちの課題(高橋千鶴子議員=共産)」、「ひとり親世帯への給付金は、前回給付以降に状況が悪くなった方ももれなく対象としてほしい(矢田わか子議員=国民)」、「赤石さんからひとり親世帯の調査結果を受け取り、臨時国会冒頭の代表質問に再給付の件を入れた。他の党も取りあげており、議連会長である田村大臣が受け止めるとおっしゃったので、実現に向けて努力する(古屋範子議員=公明)」、「本当に厳しい状況にある子どもたち家庭の状況をうかがった。ひとり親世帯の臨時特別給付金は、口座を把握している人にはすぐに給付できたが、とくに急変した人などは手あげ方式で、現実にはそれがどれだけ難しいかを今回身をもって知った。もらえるはずの人に情報が行きつかない。情報を共有できるようにがんばっていきたい(永岡桂子議員=自民)」、「先日、厚生労働大臣にひとり親世帯への再給付について年内に予備費でと要望に行ったので、国会でも超党派でがんばっていきたい。今後、再度、就職氷河期にならないよう、とくに公務員の採用枠拡大をすすめたい(福島みずほ議員=社民)」「第3次補正に議連としてしっかり政府に要望したい。末冨教授の発言のとおり『しっかり生きて、未来につなげる』ようにしたい。また、家賃支援も期限がくる方もいるのでその延長など、寒い冬が通りこせて、春が迎えられるためにともに知恵をだしてがんばりたい(小宮山泰子議員=立憲)」、「いのちを守ることはもちろんだが、進学をあきらめることがないようにという訴えがとても響いた。この議連に集まっている方は女性が多く、母性も働いているのかなとも思う。党派を超えて取り組んでいきたい(梅村みずほ議員=維新)」、「最近の報道で児童手当の特例給付廃止や世帯ごとにして減額しようというのはとんでもない。この議連で絶対にダメと打ち出していただきたい。現金給付をしっかりと行うことが貧困対策だ(阿部知子議員=立憲)」などと活発な議論がありました。

 

そして、薗浦健太郎・議連事務局長(自民)は、「きょういただいた要望と先生方のご意見を踏まえて、可及的速やかに議連としての要望書をまとめる。まとめた上で、予算の編成作業に入っているので、先生方にご意見をいただき、その後は事務局に取り扱いの一任をいただきたい。そして、坂本内閣府特命担当大臣、萩生田文部科学大臣、田村厚生労働大臣にそれぞれ要望にいきたい」と述べました。

 

最後に、牧原会長代行は、「大変な要望をいただいたが、それだけ大変な状況だと思う。大人にとってはもしかすると大変な1年だったねですむかもしれないが、子どもにとっては、決定的な一瞬であり、一日だと思っている。大至急、できるだけ多くの項目を要望に入れ込んで、子どもたちにもご家族のみなさまにも希望がある社会をコロナ禍でも築いていきたい」と述べ、閉会しました。

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